三重県

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』

三重県に関する引用句集。江戸時代には伊勢志摩伊賀紀伊(東端のみ)の4つの地域に分かれていた。

伊勢[編集]

桑名に関する引用句は「桑名」の項も参照のこと。

  • 桑名の殿さま ヤンレー ヤットコセー ヨーイヤナ 桑名の殿さん 時雨で茶々漬(ちゃちゃづけ) ヨーイトナー アーレワ アリャリャンリャン ヨイトコ ヨイトコナー
    あれは当麻(たいま)の あれは当麻の 中将姫だよ
    泣き泣き入れるは 泣き泣き入れるは 六条さんの賽銭箱
    源氏は白旗 平家は赤旗 天保山(てんぽうざん)は沖の旗
    やれ出るそれ出る やれ出るそれ出る 矢橋(やばせ)の舟だよ
    民謡『桑名の殿様』[1]
  • その手は桑名の焼き蛤
    地口
    「その手は喰わない」と「桑名の(名物の)焼き蛤」を掛けたもので、「その手にはひっかからない」ことを意味する。
  • 桑名本統寺にて
    冬牡丹千鳥よ雪のほととぎす
    『野ざらし紀行』松尾芭蕉
  • 草の枕に寝あきて、まだほの暗きうちに浜のかたに出て、
    明ぼのやしら魚白きこと一寸
    『野ざらし紀行』松尾芭蕉
  • 宮人よ我名を散らせ落葉川
    『笈日記』松尾芭蕉
    芭蕉が多度大社へ参詣した際に詠んだ句。
  • 江戸の灯りは伊勢で持つ
    江戸の灯りは伊勢のなたねで持つ
    俗謡
    灯りに用いる菜種油の主要産地は、現在の桑名市長島町など三重県であった。
  • うき我をさひしからせよ秋の寺
    大智院(桑名市長島町)で松尾芭蕉が詠んだ挨拶句
    『嵯峨日記』の「うき我をさひしからせよ閑古鳥」の初案
  • 伊勢は津で持つ 津は伊勢で持つ 尾張名古屋は 城で持つ
    民謡『伊勢音頭』

脚注[編集]

  1. 『日本民謡集』 町田嘉章、浅野建二 編、岩波書店〈岩波クラシックス〉、1983年、246頁。2009年5月15日閲覧。

外部リンク[編集]

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